研究課題/領域番号 |
18520573
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
西洋史
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
三佐川 亮宏 東海大学, 文学部, 教授 (20239213)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,140千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 540千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 東フランク王国 / ドイツ王国 / エトノス生成 / 起源説話 / ゲルマン人 / フランク人 |
研究概要 |
東フランク・"ドイツ"王国を構成する4つの主要な大集団(フランク人、ザクセン人、バイエルン人、シュヴァーベン人。史料では通常gensと総称される)は、旧来の通説によって"ドイツ人"なる民族の下位集団である"部族"として理解されてきた。しかし、こうした19世紀に構築された概念装置とその背後に潜む大前提-「国家」に対する「民族」の先行・規定性-は、修正を要する。古代末期・中世初期の「エトノス生成論」(ヴェンスクス)のモデルを、ヴェルナーの「諸分国構造論」と統合するならば、次の見取り図が描ける。民族移動から土地占取を経て国家形成へと向かう経過において、新たに形成されたポリエスニックな政治的団体としてのgentesの多くは、その後、カロリング大帝国の支配下に編入された。それは、帝国の行政上の単位としての「分国」を枠組みする政治的な「再ゲンス化」のプロセスを通じて、さらに大きく変質を遂げ、このうち東フランク王国を構成する複数のgentesから「ドイツ人」が二次的に形成されていったのである。
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