研究課題
基盤研究(C)
沖縄漁民集落を除き,自由漁業移民集落の形成が明確に見られていたのは,東部台湾では港湾機能の地域分化の進展していた基隆市の基隆漁港界隈だけである。そこではこれら自由漁業移民の来住が,それまでに形成されてきた「民族的」棲み分けを曖昧にさせてきたかたわら,継承漁撈技能の異なりからくる漁撈対象の違いから派生していた捕獲漁種の「民族」間分業も崩壊させ,自由漁業移民の受け入れ先の一つでもある企業的漁業の抬頭によって,先の「民族」間分業は請負ないし下請的な「民族」的協業関係に転移してきている。
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熊本地理 20巻
ページ: 9-18
尚絅学園研究紀要 2巻
ページ: 51-64
尚絅学園研究紀要A 2
熊本地理 17巻
ページ: 14-24
地図情報 26-3
ページ: 74-95
熊本地理 17