企業の社会的責任(CSR)の現代的位相-新会社法における議論を軸として

• 研究課題/領域番号: 18530064
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 民事法学
• 研究機関: 山口大学
• 研究代表者: 中村 美紀子 山口大学, 経済学部, 教授 (60363090); 中村 美紀子 (2008) 山口大学, 経済学部, 教授 (40309638)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 2,130千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 330千円); 2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2007年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
• キーワード: 商法 / 企業の社会的責任 / CSR / 会社法 / コーポレート・ガバナンス / ステークホルダー / 従業員 / 株主主権 / 民事法学 / 企業法 / 労働法

研究概要

会社法の論点として, コーポレート・ガバナンスとCSRの関係について, コーポレート・ガバナンス論は会社法の大原則的地位を占めるものであるとし, それに対してCSR論は会社法の例外として, 解釈として原則に修正をかけるものと位置づける。労働法の観点から, CSR履行のため従業員の経営参加が可能な機関設計を選択可能とし, 2005 年成立会社法が標榜する機関設計の多様化にさらに踏み込むことを提案する。

研究成果

• [雑誌論文] 株主主権におけるコーポレート・ガバナンスとCSRとの関係 (2009)
  • 著者名/発表者名: 中村美紀子
  • 雑誌名: 山口経済学雑誌 58巻2号 ページ: 1-25
  • NAID: 40016976314
• [雑誌論文] 株主主権におけるコーポレート・ガバナンスとC S Rとの関係 (2009)
  • 著者名/発表者名: 中村 美紀子
  • 雑誌名: 山口経済学雑誌 58巻2号 ページ: 1-20
  • NAID: 40016976314
• [雑誌論文] 株式投資信託による議決権代理行使の開示に関する一考察 -ミューチュアル・ファンドにおける強制開示を参考に (2006)
  • 著者名/発表者名: 中村 美紀子
  • 雑誌名: 信託研究奨励金論集 27号 ページ: 13-13
• [学会発表] 会社法とCSR (2007)
  • 著者名/発表者名: 中村 美紀子
  • 学会等名: 山口大学経済学部定例研究会
  • 発表場所: 山口大学経済学部
• [図書] 企業の統治と社会的責任 (2007)
  • 著者名/発表者名: 奥島孝康, 中村美紀子, 他
  • 総ページ数: 636
  • 出版者: 金融財政事情研究会
• [図書] 企業の統治と社会的責任III企業の社会的責任編-3「CSRの労働法的側面」担当 (2007)
  • 著者名/発表者名: 奥島 孝康[監修・著]
  • 出版者: 金融財政事情研究会
• [図書] テキストブック会社法 (2006)
  • 著者名/発表者名: 末永敏和, 中村美紀子, 長坂守
  • 総ページ数: 255
  • 出版者: 中央経済社