研究課題/領域番号 |
18530379
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
東村 岳史 名大, 国際開発研究科, 准教授 (20273211)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,590千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 390千円)
2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | アイヌ研究 / 受容 / 政治性 / 「アイヌ研究」 / 記録 |
研究概要 |
前年度からの継続で、「アイヌ研究」そのものに関わる書籍や雑誌論文、および研究の社会的受容に関する新聞記事等の資料収集にあたった。しかし、以下に述べるような理由で、残念ながらほとんど成果をあげることができなかった。第一に、代表的な「アイヌ研究」者として着目していた人物に関する研究が、他大学の研究者によって発表されてしまったことである。当該の論文は、その「アイヌ研究」者の経歴、知のイデオロギー性、社会的受容など私がカバーしようと考えていた論点をほぼまんべんなく押さえており、他に私が新たに論点として提起したいことは現状では見つからない。第二に、「アイヌ研究」の社会的受容を示す資料として目論んでいた新聞資料から思うような手がかりが得られなかったことである。「アイヌ研究」を報じた記事自体は明治期以降通事的に見れば少ないとはいえないが、調査動向を単に報じただけのようなものが多く、それをデータとして活用し新たな知見を引き出せる見通しが得られなかった。第三に、それらの行き詰まりを打開するために新しい資料群として収集してみた写真類からも、研究上の知見として新たな論点を析出できる可能性を見出せなかった。
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