研究課題/領域番号 |
18530391
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
藤山 嘉夫 横浜市立大学, 国際総合科学研究科, 教授 (60156916)
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研究分担者 |
加蔵 眞義 (加藤 眞義) 福島大学, 行政政策学類, 准教授 (60261559)
菅野 仁 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (30214729)
伊坂 青司 神奈川大学, 教育学部, 教授 (30175195)
松田 純 静岡大学, 人文学部, 教授 (30125679)
小松田 義貞 (小松田 儀貞) 秋田県立大学, 総合科学教育研究センター, 准教授 (00234881)
北村 寧 福島大学, 行政政策学類, 教授 (10097454)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,810千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 510千円)
2007年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 生命 / 生命操作 / 近代家族 / 近代社会 / バイオポリティックス / 家族 / 生命と社会 / 生命倫理 / 関係 |
研究概要 |
私たちは、「『生命操作の時代』における人間生命と社会の存在形態の可能性に関する研究」を共同で行ってきた。本年度は、海外の研究者をパネリストとして招聘し他の研究グループとの共催で国際シンポジウム「医療薬学の歴史と文化」を開催し大きな成果を得ることができた(2007年9月 静岡市産学交流センター)。これらの成果をも踏まえて、研究成果報告書『「生命操作の時代」における人間生命と社会の存在形態の可能性の研究』を刊行した(2008年3月)。 現代は「生命の時代」といってよいだろう。そして、現在は「生命操作の時代」とも呼べる新たな段階に入っている。この事情は我々文化的存在としての人間が生成してきた諸システムと切りはなしえない。したがって、今日、社会と生命を相即的・理論的に把握する必要に迫られている。また、近代社会を構造的に性格づけている"近代的個人"、"自由"、"自律"、"民主主義"、"市民社会"、"代表制"等々の基本的な諸価値と諸カテゴリーを再検討してみる必要に迫られている。このような作業は国内外においてはじめられつつあるが、しかし、この作業を人間生命に視点を据えて展開されていると言えない段階である。 本報告書では、以下のような点を柱にして研究した。第1には、「生命操作の時代」における生命倫理研究の諸課題を解明した。第2は、近代社会を構成する基本的諸価値とカテゴリーの再検討である。我々はこの基本作業を人間生命に視点をおいて遂行してきた。
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