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日独近代における心性・国民性および社会経済発展-比較近代社会論の新しい地平-

研究課題

研究課題/領域番号 18530419
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会学
研究機関佛教大学

研究代表者

野崎 敏郎  佛教大学, 社会学部, 教授 (40253364)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,780千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 480千円)
2007年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードヴェーバー / ラートゲン / ゾンバルト / ゴートハイン / アルトホフ / ハイデルベルク大学 / ドイツ第二帝政 / ドイツ歴史学派 / 阪谷芳郎 / 国民性 / 近代史
研究概要

ヴェーバー、ラートゲン、ゾンバルト、ゴートハインらは、ドイツの社会経済発展の特質とその方向性について、精力的な研究をすすめており、とりわけドイツにおける国民経済発展史を世界史的視野から解明することをめざしていた。なかでもラートゲンは、日本・中国などの東アジアとの経済交流がドイツにもたらす効果を見きわめようとしていた。
本研究では、これらの経済学者たちの業績と足跡とを整合的に理解するため、未公刊史料を使って、大学を舞台としたこの四人の交流・交渉を跡づけ、独日社会経済発展研究史を探究するための予備的研究をすすめた。この四人のうち、ヴェーバーは、アルトホフ体制下の偶発事の綾から、非常に若くして正教授の座に就くことができたが、他の三人は比較的不遇時代が長かった。ゾンバルトは、プロイセンの文部官僚アルトホフとの折り合いが悪く、またアルトホフは、ゾンバルトの気質およびその社会主義への親近性を毛嫌いしていた。一方、ラートゲンは、アルトホフと非常に親しかったが、マールブルク大学における反シュモラー・反アルトホフ派によるある種の嫌がらせを受け、ハイデルベルク大学への脱出を図っていた。ゴートハインは、当初アルトホフの引きでボン大学にポストを得たが、やがて大学運営をめぐってアルトホフと対立するようになり、そのためハイデルベルク大学への移籍を希望するようになった。そしてすでにハイデルベルク大学正教授になっていたヴェーバーは、なんとかしてゾンバルトを招聘しようと尽力したが、アルトホフおよびアルトホフの意向を受けたバーデン文部省の意向によって阻まれた。そしてラートゲンは、着任したハイデルベルクにおいて、ヴェーバーとの一定の緊張関係のなかで協力協働するようになった。こうした人間模様は、おそらく、彼らの相互関係・知的交流を今度理解するうえで重要な手がかりになるだろう。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (7件)

  • [雑誌論文] 「マックス・ヴェーバーとハイデルベルク大学-人事案件・教育活動・同僚たち-」(8)2008

    • 著者名/発表者名
      野崎 敏郎
    • 雑誌名

      佛教大学『社会学部論集』 第46号

      ページ: 61-78

    • NAID

      110007974011

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Max Weber and Heidelberg University : Professorship, Faculty, and Educational Pracite(8)2008

    • 著者名/発表者名
      Toshiroh Nozaki
    • 雑誌名

      Review of the Faculty of Sociology,(Bukkyo University) vol.46

      ページ: 61-78

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] マックス・ヴェーバーとハイデルベルク大学-人事案件・教育活動・同僚たち(8)2008

    • 著者名/発表者名
      野崎 敏郎
    • 雑誌名

      佛教大学『社会学部論集』 46

      ページ: 61-78

    • NAID

      110007974011

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 「マックス・ヴェーバーとハイデルベルク大学-人事案件・教育活動・同僚たち-」(7)2007

    • 著者名/発表者名
      野崎 敏郎
    • 雑誌名

      佛教大学『社会学部論集』 第45号

      ページ: 37-53

    • NAID

      110007974017

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Max Weber and Heidelberg University : Professorship, Faculty, and Educational Pracite(7)2007

    • 著者名/発表者名
      Toshiroh Nozaki
    • 雑誌名

      Review of the Faculty of Sociology,(Bukkyo University) vol.45

      ページ: 37-53

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] マックス・ヴェーバーとハイデルベルク大学-人事案件・教育活動・同僚たち(7)2007

    • 著者名/発表者名
      野崎 敏郎
    • 雑誌名

      佛教大学『社会学部論集』 45

      ページ: 37-53

    • NAID

      110007974017

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] マックス・ヴェーバーとハイデルベルク大学-人事案件・教育活動・同僚たち- (6)2007

    • 著者名/発表者名
      野崎敏郎
    • 雑誌名

      社会学部論集(佛教大学) 44

      ページ: 17-36

    • NAID

      110007974025

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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