研究課題/領域番号 |
18530447
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
永野 なおみ 国際医療福祉大学, 医療福祉学部, 講師 (80342012)
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研究分担者 |
小嶋 章吾 国際医療福祉大学, 医療福祉学部, 准教授 (90317644)
竹中 麻由美 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 准教授 (60341153)
横山 豊治 新潟医療福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (00339970)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
4,330千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 630千円)
2007年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 医療ソーシャルワーカー / 医療ソーシャルワーク / 医療福祉 / 養成教育 / 社会福祉教育 / 教育 / 社会福祉 / 実習教育 |
研究概要 |
医療ソーシャルワーカー養成のあり方を検討する目的で、(1)養成教育の現状、及び(2)現任者による養成教育の評価に関する調査研究を行った。(1)については、平成18年度に全国141の社会福祉系大学を対象にアンケート調査を実施し、91大学から回答を得た。(回収率64.5%)その結果、医療ソーシャルワーク論等の講義科目は67.0%で開講されていたが、医療ソーシャルワーカー養成を意図した演習は16.5%、実習は36.3%のみの開講であった。医療ソーシャルワークについて体系立てた教育を行っているのは、ごく一部の大学のみである実態が確認された。(2)については、全国47都道府県の医療ソーシャルワーカーの職能団体の内、36団体の協力を得てアンケート調査を実施した。36団体の会員計8,300人に調査票を送付し、2,123人の回答を得た。(会員総数に占める回収率25.6%)回答者の内、社会福祉系大学の出身者が75.9%、社会福祉士有資格者が77.7%を占めた。病院での実習は大学等の単位実習経験者が23.5%、自主実習経験者が31.4%、いずれも経験無しが50.9%であった。就職前に実習以外に、医療ソーシャルワークについて何らかの学習経験があるのは39.5%である。自身の受けた教育に対する評価は、「かなり十分」と「十分」の合計は12.1%、「やや不十分」、「不十分」の合計は87.9%に達した。また評価には、所持する資格や実習経験等による差のあることも確認された。これらの結果から、医療ソーシャルワーカー養成のための専門教育は一部の大学の任意で行われているに過ぎず、現任者のほとんどが、自身の受けた教育を医療シーシャルワーカーとして勤務するためには不十分と評価している深刻な実態が明らかになった。
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