研究課題/領域番号 |
18530464
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
朴 光駿 佛教大学, 社会福祉学部, 教授 (30351307)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,270千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 東アジア / 比較研究 / 地域間格差 / 高齢者福祉 / 公的年金 / 年金改革 / 東アジア価値 / 家族主義 / 非公式的福祉 / 比較社会政策 |
研究概要 |
本研究は国際比較の観点から、東アジアの高齢者福祉における地域間格差の実態・原因を明らかにすることをその目的としている。高齢者所得保障(公的年金制度)と介護サービスがその研究範囲になっているが、東アジアの高齢化の傾向とその特徴も考察している。 経済社会発展水準の異なる異質的地域である東アジアにおいては、自然条件や社会的慣習などの歴史的要因による地域間格差は別にしても、国家政策ないし国家戦略(政策優先順位の問題)、産業発展の選択的支援や人口移動を抑制する政策、社会保障制度の特性に起因して、発生する都市・農村間の格差問題に注目する必要がある。中国においては、高齢者福祉を所得保障、医療保障、住宅保障(居住保障)、介護保障の4つの領域に分けて都市・農村間の格差を明らかにした。韓国においては、首都圏と非首都圏の格差、大都市・中小都市・農村間の格差を考察した。 そして、日本・韓国・中国の公的年金制度の生成・発展・改革に関する比較研究を行った。中国においては、その初期発展段階において、都市労働者のみを公的年金制度の対象としたソビエトの社会保障モデルの導入が都市・農村間の高齢者所得格差を生み出す構造的問題をもたらしたことを明らかにしている。年金改革においては、普遍的適用、給付水準の適切性、財政的持続可能性、現代化という4つの政策目標項目に基づいて三国の比較分析を行った。
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