配分額 *注記 |
4,200千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 600千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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研究概要 |
近年、情動知能(Emotional Intelligence,以下EI)が、ヘルスリスク行動などセルフコントロールと関連するとされ、EIに基づく行動変容のプログラム開発が期待されている。しかし、実証研究が進んでおらず、感情能力を高めることと行動の関連についての研究は、国内外で開発途上の段階である。本研究の目的は、自己や他者の感情を認識し調整する能力の健康関連行動への影響を明らかにすることにあった。300名の一般成人を対象とした調査から,EIが社会的支援の度合いを通してストレス反応を予測することが明らかになった。EIと健康行動の直接の関係は導かれなかったが,先行研究では,ストレス反応およびネガティブな感情状態がセルフコントロールを阻害するとの知見が得られており,今後,EIとストレス反応の関連を考慮しながら,健康関連行動への影響を検証していく必要があることが示唆された。
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