研究課題/領域番号 |
18530552
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 早稲田大学 (2007-2008) 神戸女学院大学 (2006) |
研究代表者 |
山崎 久美子 (2007-2008) 早稲田大, 人間科学学術院, 教授 (30200653)
島井 哲志 (2006) 神戸女学院大学, 人間科学部, 教授 (30136973)
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研究分担者 |
大芦 治 千葉大学, 教育学部, 准教授 (30289235)
大竹 恵子 東北学院大学, 教養学部, 准教授 (70405893)
中山 健夫 京都大学大学院, (医)健康情報学, 教授 (70217933)
山崎 久美子 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (30200653)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,430千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 630千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 健康に関連した心理的特性 / 測定 / 項目 / 予備調査 / 臨床健康心理学 / アセスメント / 成人用ツール / リスク・ファクター / 抑うつ / アレキシサイミア / レジリエンス / 敵意・攻撃性 |
研究概要 |
[目的]身体的疾患のリスク・ファクター(あるいは、その対概念としてのプロテクティブ・ファクター)となりうる心理学的な特性に関する研究は、健康心理学の主要な研究テーマとなっている。そこで、そのような心理学的な特性を実際の臨床やさまざまな研究用として簡便にアセスメントするためのツールを開発することを目標に、まず、予備的研究として、(1)健康に関連した心理的特性として測定すべきものを選択すること、(2)それらに関してこれまでに発表された既存の質問紙の項目を収集し、それらを検討すること、そして、(3)それらの参考により実際的に利用可能な質問項目を作成することを目的とした。 [予備調査項目の作成]先行研究の結果を検討したところ、10の特性が挙がった。すなわち、「抑うつ」「アレキシサイミア」「レリジエンス」「敵意・攻撃性」「ユーモア」「オプティミズム」「ガン性格(タイプC)」「Sense of Coherence(SOC)」「バーンアウト」「ハーディネス」を選定し、最終的に237の項目を選んだ。 [予備調査の実施と結果]大学生250人(男子67人、女子183人)を対象に237項目5件法で調査を実施し、因子分析、クラスター分析を行った結果、抑うつ12因子、アレキシサイミア11因子、レリジエンス11因子、敵意・攻撃性14因子、バーンアウト8因子、ハーディネス7因子の解を採用することにした。「ユーモア」と「オプティミズム」については項目数が少なく原項目を単一尺度として使うことも考慮したが信頼性係数が低いため、因子分析を行いともに3因子解がほぼ整合的であることを見出した。「ガン性格」「SOC」については単一尺度を構成するには信頼性が不足し、因子分析、クラスター分析などを実施したが必ずしも納得のいく結果が得られなかった。 [成果]全項目数が少なく、かつその特性をカバーできるような項目群を作成した。
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