研究課題
基盤研究(C)
本研究は、ニュージーランド調査(平成19年8月13日〜24日、ダニーデン、ウェリントン及びオークランド)を実施し、資料収集、訪問調査及び収集した資料の分析を行った。1.研究成果のまとめ「教育評価局」(Education Review Office)の教育・保育評価に関する調査研究を中心に雑誌論文3点、学会発表1回、図書1点において研究成果の一部を発表した。2.アセスメントに関する調査研究乳幼児教育におけるアセスメントについては、以下の点を明らかにすることが出来た。(1)チェックリストによって不足を評価するアセスメントから乳幼児統一カリキュラム「テ・ファリキ」に基づくアセスメントの考え方・枠組み・方法が示され、ニュージーランドの乳幼児教育のアセスメントは大きく転換したこと、(2)新しいアセスメントは、「子どもが有能な学び手」という子ども観に基づき、「ラーニング・ストーリー」という語りによるアセスメントであり、保育者のみならず子ども・親にも開かれたアセスメントであること、(3)実践の現場では、新しいアセスメントに基づく多様な実践が展開されつつあることなどである。このアセスメントの考え方・枠組み・方法は、私たちの「評価」観の転換を迫るものであり、根底にある子ども観や枠組み・方法は、我が国の保育実践と評価を豊かに発展させていく上で示唆に富み、非常に重要な意味を持つと考える。
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ニュージーランド・ノート 8号
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New Zealand Notes No.8
ニュージーランド研究 第14号
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ちいさいなかま 496号
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現代と保育 65号
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ちいさいなかま 489号
ちいさいなかま 491号