• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

高等学校における教育活動組織化の態様と教員の教育指導、生徒の学校関与

研究課題

研究課題/領域番号 18530648
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育社会学
研究機関筑波大学

研究代表者

飯田 浩之  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (40159562)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,840千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード高校教育 / 教育改革 / 教育活動 / 組織化 / 教育課程 / 履修 / 教師 / 生徒 / 教育指導 / 学習の成果
研究概要

本研究の目的は、1980年代以降の高校教育改革のインパクトを、各学校の教育活動の組織化のレベルで把握し、改革の意味を改めて検証するところにある。研究は次の2つの段階からなっている。第1段階は,各学校の教育活動の組織化の態様を明らかにする段階であり,第2段階は,教師・生徒にそれがどのような意味をもっていたかを明らかにする段階である。まず,第1段階では,1980年代以降の高校教育改革と高校教育研究の動向をレヴューすることで,各学校における教育活動の組織化とその変化を把握するためのフレームを構築した。すなわち,「類別(classification)」と「枠づけ(framing)」をキー概念として,その両者を弱めることに高校教育改革の特徴があったことを確認した。ただ,平成18年11月に「世界史未履修問題」が社会問題化し、大規模な調査の実施が困難となり、本研究では限られたデータをもとに,教育改革のなかで変化した教育活動の組織化の態様を,学習活動については「教育課程の編成」「生徒の履修」「学修の成果の評価」に焦点を当て,仮説的に明らかにした。同様に生活指導と進路指導についても仮説的な検証を試み,その態様と各学校の属性や教育・経営目標との関連を探求した。次いで,第二段階では,入手可能な実践報告や教務内規,実施可能な生徒調査などをもとに、改革の具体的な現れを教師や生徒の観点からよりインテンシィヴに検討した。その結果,学校の教育活動の「類別」や「枠づけ」は,フォーマルには弱められる傾向にあるものの,必ずしも実効性を伴うものとなっておらず,その点で,部分的に教師や生徒にコンフリクトやアンビバレンスを引き起こすものとなっていることが明らかになった。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 中等教育の格差に挑む2007

    • 著者名/発表者名
      飯田浩之
    • 雑誌名

      教育社会学研究 80

      ページ: 41-60

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書 2007 研究成果報告書概要
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Challenging to Disparities in Secondary Education2007

    • 著者名/発表者名
      IIDA Hiroyuki
    • 雑誌名

      The Journal of Educational Sociology 80

      ページ: 41-60

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 「個人の心」に距離をとる教育-儀礼的であることの効用-2006

    • 著者名/発表者名
      飯田浩之
    • 雑誌名

      教職研修 405号

      ページ: 124-127

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Effectiveness of Educational Practice as Ritual2006

    • 著者名/発表者名
      IIDA Hiroyuki
    • 雑誌名

      Kyoshoku Kensyuu 405

      ページ: 124-127

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 「個人の心」に距離をとる教育-儀礼的であることの効用-,2006

    • 著者名/発表者名
      飯田浩之
    • 雑誌名

      教職研修 405号

      ページ: 124-127

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi