研究課題/領域番号 |
18530765
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 中部学院大学 |
研究代表者 |
別府 悦子 中部学院大学, 子ども学部, 教授 (60285195)
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研究分担者 |
宮本 正一 岐阜大学, 教育学部, 教授 (40105060)
伊藤 良子 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (00143628)
玉村 公二彦 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (00207234)
寺見 陽子 中部学院大学, 子ども学部, 教授 (20163925)
片岡 美華 鹿児島大学, 教育学部, 講師 (60452926)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,730千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2006年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 特別支援教育 / 発達障害 / 教師支援 / 実践分析 / 支援モデル / 育児ストレス / 育児援助 / 読み書き障害 / 実態把握 / 育児・指導困難 / 家庭支援 / 支援ツール / デジタルコンテンツ |
研究概要 |
(1)教師の指導困難に関する調査結果の分析 LD、ADHD等を有する児童生徒の学習面・行動面の困難の実態把握とともに、教師の認識を明らかにすることを目的に行った小中学校の教師に対しての調査結果の分析を行った。その結果、小学校では困難の状況が5つのクラスター、中学校では4つのクラスターに分けられた。特別支援を必要とする児童を適切に抽出することのできる実態把握の在り方と教師支援の体制の検討が必要であることが討論された。 (2)特別な教育的ニーズをもつ児童生徒の実践分析 教師および児童生徒の支援モデルを考えていくために、研究代表者および研究分担者が関わった実践についての分析を行った。特に有効だった支援について考察を行い、支援モデルとして提示した。 (3)特別な支援ニーズをもつ子どもの親の育児ストレスと育児援助 母親の育児ストレスについて、調査の結果を分析した。また、高機能広汎性発達障害の子どもをもつ親の入園・就学前のストレスおよび高機能広汎性発達障害児の母親が障害を受容していく過程における感情体験過程について研究を行った。親の育児ストレスや障害受容過程をふまえて支援を考えていくことの重要性が示唆された。 (4)特別支援教育および特別ニーズ教育の論点 本研究と関連して、幼児期の発達障害児の保育および移行支援および国際比較研究を通して、我が国の読み書き障害および学習障害の研究課題を明らかにした。また、学習障害の学校教育の課題や自閉症やアスペルガー症候群の最近の心理学の研究動向について論点を整理した。 これらの研究は今後の特別支援の必要な児童、生徒の実態把握と指導の方法についての研究や実践の課題の方向性を示すものとして成果があげられた。なお、DVD教材作成のために実践の録画記録を行ったが、個人情報の関係により、教材化することができなかった。今後の課題として引き続き研究を進展させていきたい。
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