研究課題/領域番号 |
18540249
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
加藤 静吾 山形大学, 理学部, 教授 (70013422)
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研究分担者 |
吉田 浩司 山形大学, 学術情報基盤センター, 准教授 (80241727)
田島 靖久 山形大学, 学術情報基盤センター, 助教 (50311577)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
4,070千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 570千円)
2007年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | GDH和則 / ガンマ線検出器 / SPring-8 / ヘリシティ依存断面積 / 光電子増倍管 |
研究概要 |
本研究の核子ヘリシティ依存光吸収断面積の測定では、そのエネルギー依存性のデータを蓄積することで、最終的にGDH和則の検証を行うことができる。このための実験がSPring-8で計画されている。本研究の目的は、SPring-8での実験で使用される大角度ガンマ線検出器を製作するためのR&Dを行い、実験に必要な検出器を製作することであった。このガンマ線検出器は低いエネルギーのガンマ線(100MeV以下)に対しても高い検出効率を持ち、不感領域も少なく、強い漏れ磁場の環境でも動作できることが要求された。 H18年度には、テストモジュールによる宇宙線による基礎テストを行い、H19年度には、その結果を基に実機の製作を行なうことにした。この設計段階ではっきりしたことは、少ない不感領域を実現するためには、検出器のメカニカルな構造をかなり工夫する必要があるということがあげられる。基本的にガンマ線検出器には重い金属(鉛)などが使用されるため、かなりの重量になり、本ガンマ線検出器の場合は、1トン近い重量になる問題が生ずる。この問題を克服するため、何度か設計を修正し、強度を推定し、最終デザイン案を決定することができた。
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