研究課題/領域番号 |
18540252
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
風間 洋一 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60144317)
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研究分担者 |
橋本 幸士 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (80345074)
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連携研究者 |
橋本 幸士 理化学研究所, 仁科加速器研究センター, 専任研究員 (80345074)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,060千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 660千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ゲージ / 弦対応 / 超共変的量子化 / 平面波背景場 / 共形不変ゲージ / Dブレーン / ホログラフィックQCD / M2ブレーン / 強弱双対性 / 超弦理論 / 共形不変性 / 平面波時空 / セミ光円錐ゲージ / ラモン・ラモンーフラックス / グルーボール / サイバーグ双対 / ピュアスピノル形式 / 超膜理論 / ソリトン / インスタントン / 宇宙ひも |
研究概要 |
超弦理論とM理論における中心課題のひとつであるゲージ/弦対応(AdS/CFT)の解明に向けて、基礎と応用の両面から研究を行い、次の成果を得た。基礎的な側面としては、M理論の基本的対象である超膜を研究代表者が開発したdouble-spinor形式を用いて解析し、そのダイナミックスを支配する拘束代数を導出した。またゲージ/弦対応の一つの典型例として、4次元超対称ヤン・ミルズ理論のあるセクターとRRフラックスを含む曲がった平面波背景場中の弦理論の対応があるが、理解が遅れている弦理論側の進展に重要な共形不変性を明白に保った量子論的取り扱いを創始した。応用的な側面においては、主にDブレーンを媒介とした弦理論とQCDの新たな関係を研究し、パイ中間子とクォークの質量の関係、核子の荷電半径や中間子との結合等を超弦理論の手法を用いて導出し、いわゆるホログラフィックQCDの発展に寄与する幾つかの結果を得た。さらにこうした手法を原子核物理の分野にまで応用した。例として、原子核に対応する高次元重力解を提案し、それを用いて原子核の巨大励起スペクトルが再現できることを示した。
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