研究課題/領域番号 |
18540269
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
土岐 博 大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (70163962)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 630千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 相対論的平均場 / パイ中間子 / カイラル対称性 / テンサーカ / 短距離斥力の扱い / テンサー最適化シェルモデル / ユニタリー演算子法 / 2p-2h励起状態 / 巌密計算との比較 / テンサー力 / 相対論的平均場理論 / パリティーと電荷の射影 / 量子効果の取り扱い / カイラルモデルの規格化 / パイ中間子の役割 / 平均場近似 / パリティーの射影 / マジック数 / 表面パイオン凝縮 / フェルミオン・ボソン対称性 / カイラル対称性の破れ |
研究概要 |
南部理論ではカイラル対称性が自発的に破れ、核子に質量が生じ、擬スカラー粒子であるパイオンが出現する。パイオンが引き起こすテンサー力の取り扱い法は非常に難しいがこの研究課題ではそれを相対論的カイラル平均場(RCMF)モデルとして確立した。RCMFモデルではパイオン相関を2粒子2空孔励起の変分関数で表現し、核子対が短距離で大きな存在確率を持つことを変分関数の中に取り込むことが重要であることを示した。成果としてパイオンが大半の引力を与えることを示し、さらには基底状態の波動関数には非常に大きな運動量成分があることを示した。今後の原子核物理の発展の基礎を与えた。
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