研究課題/領域番号 |
18540313
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅰ
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
名取 晃子 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (50143368)
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連携研究者 |
中村 淳 電気通信大学, 電気通信学部, 准教授 (50277836)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | ナノトライボロジー / 超潤滑 / 摩擦 / 摩擦力顕微鏡 / ナノコンタクト / Tomlinsonモデル / 高次スリップ運動 / スティックスリップ運動 |
研究概要 |
摩擦力顕微鏡(FFM)が開発されて原子スケールでの摩擦力の観測が可能となり、ナノスケールのコンタクトの摩擦に対して巨視的な接触面での摩擦則が成立しないことが明らかになっている。本研究の目的は、ナノスケールコンタクトの摩擦機構を明らかにし、摩擦が消滅する超潤滑の出現機構と出現条件を解明することである。 FFMでの単針の運動をTomlinsonモデルを用いて調べ、以下のことがらを明らかにした。 (1)FFMで観測される摩擦力のスキャン速度飽和について、新たな機構を提唱した。 (2)単針先端が複数個の原子で構成される場合の摩擦機構を明らかにした。 (3)FFM単針を振動させながらスキャンしたときに観測される摩擦消失(動的超潤滑)の機構を明らかにした。
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