研究課題
基盤研究(C)
溶液反応において, 溶媒粘性が高くなるにつれて反応が抑制される現象, いわゆる動的溶媒効果を, 嵩高い配位子を有する有機金属錯体の反応において初めて確認した。さらに反応速度定数の粘度依存性を理論モデルに基づいて解析することにも成功した。このことは大きな構造変化を伴う反応では, 周囲の溶媒分子の大きな動きが必要, すなわち反応分子の構造変化に先立って溶媒分子が構造変化に必要なスペースを生じる必要があることを実験的に示したといえる。
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Physical Chemistry Chemical Physics Vol.11
ページ: 5170-5174
Physical Chemistry Chemical Physics (in press)