研究課題/領域番号 |
18550185
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機工業材料
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研究機関 | 独立行政法人物質・材料研究機構 |
研究代表者 |
井伊 伸夫 独立行政法人物質・材料研究機構, ナノスケール物質センター, 主席研究員 (50343851)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,060千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 360千円)
2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | LDH / ハイドロタルサイト / 層状複水酸化物 / 配向性薄膜 / ナノシート / 膨潤 / ゲル化 / 自立膜 / 薄膜 / 配向 / 脱炭酸イオン / ハイブリッド |
研究概要 |
有機-LDH(層状複水酸化物)複合体の配向薄膜作製ルートを開発することが、本研究の目的である。 平成18年度は、炭酸型LDHを使用し、3つの合成スキームを試みた。(1)基板上に炭酸イオン型LDHの高配向性薄膜を形成し、薄膜のまま脱炭酸イオンによってアニオン交換性のLDHを合成、アニオン交換によりナノハイブリッド薄膜を合成、(2)炭酸型LDHを脱炭酸イオンし、アニオン交換後、フォルムアミドによりナノシート化し、基板上に塗布した後、乾燥させてアニオン交換型のLDHの高配向性薄膜を形成、さらにアニオン交換によりハイブリッド薄膜を作製、(3)炭酸型LDHを脱炭酸イオンし、アニオン交換により有機-LDHナノハイブリッドを合成し、これをフォルムアミドによりナノシート化し、基板上に塗布・乾燥させて薄膜を作製。いずれの方法においても、高配向な有機-LDHナノハイブリッド薄膜が得られたが、特にフォルムアミドを用いたナノシート化により、緻密で透明度の高い薄膜が得られた。 平成19年度は、薄膜作製に必要な(1)高結晶性・均一粒径のLDHの合成技術、(2)LDHの脱炭酸イオン技術、(3)LDHのナノシート化技術、の改良を行った。(1)では、ヘキサメチレンテトラミンの量を変化させて、均一沈殿法でLDHを合成することにより結晶径の制御が可能となった。(2)の脱炭酸イオン法に関しては、HCl/NaClから酢酸バッファー/NaCl溶液に変え、穏和で均一な条件での脱炭酸イオンを実現した。(3)のナノシート化に関しては、難蒸発性で、基板に対して親和性が低いフォルムアミドの代わりに、水で膨潤しナノシート化するLDH複合体(酢酸アニオンを層間に含むLDH)を開発した。水の適度な蒸発性と基板との親和性により、容易に配向薄膜が得られ、さらに基板を要しない自立膜も作製できた。
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