研究課題/領域番号 |
18560128
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
設計工学・機械機能要素・トライボロジー
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
田中 裕久 横浜国立大学, 大学院・ 工学研究院, 教授 (90092262)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,570千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 機械要素 / 動力伝達装置 / 無段変速機 / ハーフトロイダル / 遊星機構 / パワースプリト / 動力循環 / 自動車 / トラクションドライブ / トロイダル / 変速比制御 / パワースプリット機構 |
研究概要 |
ハーフトロイダル形無段変速機(CVT)の効率向上と変速比幅を広げることは継続的な課題である。これまで、ダブルキャビテイ型(前後に2セットの可変速部(バリエータ)で、変速比幅1:4.333,キャビティ半径γ_0=40mm、入力トルク容量350NmのCVTについて、研究成果を報告してきた。本研究では、このCVTに用いられているバリエータに遊星機構を付加し、動力循環型のパワースプリット機構とし、変速比幅を1:6.33まで広げるとともに、増速域におけるバリエータ通過トルクを低減することにより効率向上を目指すテストボックス(PST Boxと呼ぶ)を製作し、そのトルク伝達特性を調べた。その結果、バリエータには、直結モードからパワースプリットモードに変わると、動力の流れが反転し、その大きさは理論値ともほぼ合うことを実験的に確認した。また、高速走行モードにおけるパワースプリット状態では、バリエータ通過トルクは半減し、PST Boxの伝達効率も4〜5%向上することを確認した。さらに、0.3sの短い時間内で理想的なモード切換え点でクラッチ締結制御をオーバラップ状態で実施すれば、出力トルクの不連続や、サージトルクの発生も抑えられることを実験的に示した。
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