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空圧アクチュエータを内蔵した高真空対応型非接触・精密位置決め機構の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18560142
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 設計工学・機械機能要素・トライボロジー
研究機関東京理科大学

研究代表者

吉本 成香  東京理科大学, 工学部・機械工学科, 教授 (80096718)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,890千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード静圧空気軸受 / 真空対応 / 位置決め / エアシリンダ / 表面絞り / 真空度 / 位置決め機構
研究概要

本研究では,まず,固定直動ガイド側から給気することで,給気チューブを移動テーブルに装着せずに静圧空気案内を構成できる表面絞り型静圧空気軸受を用いた排気・シール部付き静圧空気テーブル機構を提案する.さらにこの静圧空気テーブルに,駆動源である空圧アクチュエータを内蔵し,磁場発生のない完全非接触・精密位置決め機構を実現することを目的としている.さらに製作した位置決め機構を真空チャンバ内に設置し,空圧シリンダおよび高精度な空圧サーボ弁を用いて駆動することにより,提案する機構の真空度維持性能および位置決め性能を実験的に明らかにする.これにより,10^<-5>[Pa]オーダの高い真空度を維持しつつ,0.1μm以下の位置決め精度を実現できる位置決め機構および静圧空気軸受構造の設計法を確立することを目的とした.
本研究の結果として,以下のような成果を得た.(1)静圧空気軸受の給気ラインにオリフィス絞りあるいは多孔質絞りを挿入した軸受特性を,理論的,実験的に求めた結果,提案した手法を用いることにより軸受を不安定にすることなく軸受の静剛性を高められることが明らかとなった.(2)製作した位置決め機構を真空チャンバ内に設置した場合,計算で得られた真空度に到達しなかったが,この原因については,排気溝設計において,排気溝部の抵抗が大きく設計に際しては,この部分の抵抗を考慮する必要があることが明かとなった.(3)エアシリンダを用いた位置決めの実験を大気中で行うことにより,大気中においては,1μm程度の位置決め精度を達成できることを確認した.

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 給気ライン中に絞りを挿入した表面絞り型多孔質静圧気体スラスト軸受の軸受特性に関する研究2007

    • 著者名/発表者名
      宮武 正明, 吉本 成香, 田中 信平
    • 学会等名
      日本機械学会2007年度年次大会
    • 発表場所
      関西大学
    • 年月日
      2007-09-12
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [学会発表] STATIC AND DYNAMIC CHARACTERISTICS OF SURFACE COMPENSATED AEROSTATIC POROUS THRUST BEARINGS WITH 2ND RESTRICTOR INSERTING INTO AN AIR FEED PORT2007

    • 著者名/発表者名
      MIYATAKE, YOSHIMOTO, TANAKA
    • 学会等名
      MECHANICAL ENGINEERING CONGRESS 2007 JAPAN
    • 発表場所
      KANSAI UNIV
    • 年月日
      2007-09-12
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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