研究課題/領域番号 |
18560245
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
高田 一 横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 教授 (20154792)
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研究分担者 |
滝沢 茂男 バイオフィリア研究所有限会社, 研究所, 研究員 (10451204)
武藤 佳恭 慶応義塾大学, 環境情報学部, 教授 (40245618)
松浦 慶総 横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 特別研究教員 (70282960)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,890千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | リハビリテーション / 下肢運動 / 歩行能力 / 筋電位 / 生理学 / 計測工学 |
研究概要 |
高齢者が今後ますます増加する社会において、高齢者のリハビリテーションを効率よく行うためには、対象者の歩行能力を正しく判断し、適切なリハビリテーションプログラムを組まなくてはならない。その判断は現在、専門知識と技術を有する理学療法士などによって行われているため、行われているリハビリテーションは理学療法士の長年の経験を基にリハビリテーションプログラムを組み実施されている。そこで、本研究では介護の現場の理学療法士の評価を基にして、優れた成果を出しているリハビリテーションの訓練内容を参考に、下肢運動特性と歩行能力特性との関連性を見出すことを目的とする。また、測定時に被験者に負担をかけない座位での楽な姿勢で歩行能力評価方法を確立することを目的とする。その結果、以下の点が明らかになった。下肢運動特性において、片麻痺被験者は歩行能力と底背屈運動のパラメータに関連があり、中でも、底背屈運動時の速度因子の変動係数にみられ、歩行能力が高い被験者ほど速度や加速度のばらつきが小さく底背屈運動ができる。床反力特性において、麻痺なし被験者は歩行能力と歩行時の時間因子や距離因子に関連があり、前歩きの単脚支持率に高い相関関係がみられ歩行能力が高い被験者ほど単脚支持率が大きくなる。底背屈運動時の筋電位特性において、麻痺なし被験者、片麻痺被験者は歩行能力と関連があった下肢訓練運動パラメータと筋電位における前脛骨筋と腓腹筋の活動比に関連があった。したがって、麻痺なし被験者、片麻痺被験者ともに、歩行能力得点と関連のある下肢訓練運動パラメータと床反力パラメータには相関関係がみられ、歩行能力を評価する指標として下肢訓練運動パラメータが有効であることが明らかになった。
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