対象システムの既知情報を利用した連続時間システム同定法

• 研究課題/領域番号: 18560434
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 制御工学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 太田 快人 京都大学, 大学院・情報学研究科, 教授 (30160518)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 3,340千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 540千円); 2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
• キーワード: システム同定 / 確率システム / 一般化正規直交基底 / ラゲール基底 / インナー関数 / シフト不変部分空間

研究概要

入出力データからそれを生み出した動的システムを求めるシステム同定法の多くは離散時間の枠組みであり,プレフィルタなどの適切な選択など使用するにはノウハウも必要である.この研究では,制御対象のおおまかな時定数を知っているときに,それに応じて連続時間信号を変換領域に写像して部分空間同定を適用することが可能となることを示している.具体的には,一般化正規直交基底を用いたシステム変換が,確率システムに対して定義できることを示し,部分空間同定を適用したときにデータ数を増やすにつれて真値に近づくことを示している.

研究成果

• [雑誌論文] 情報量制約と制御性能 (2008)
  • 著者名/発表者名: 太田快人, 新銀秀徳
  • 雑誌名: 計測と制御 47
  • NAID: 10024262413
• [雑誌論文] A Study on Stochastic System Transformation Using Generalized Orthonormal Basis Functions (2007)
  • 著者名/発表者名: Y. Ohta
  • 雑誌名: Proceedings of the 46th IEEE Conference on Decision and Control ページ: 3114-3119
  • 査読あり
• [雑誌論文] 一般化正規直交基底を用いた線形システムの変換に関する考察 (2007)
  • 著者名/発表者名: 太田 快人
  • 雑誌名: 計測自動制御学会第7回制御部門大会
• [学会発表] Duality of Infinite Dimensional Linear Programming and Its Applications to Control Problems (2008)
  • 著者名/発表者名: Y. Ohta
  • 学会等名: MTNS2008
  • 発表場所: Blacksburg, VA, USA
  • 年月日: 2008-07-30
• [学会発表] Error Analysis of Continuous-time System Identification using Laguerre Basis (2007)
  • 著者名/発表者名: T. Chimbe, Y. Ohta
  • 学会等名: SICE Annual Conference 2007
  • 発表場所: 高松
  • 年月日: 2007-09-20
• [学会発表] Frequency Response of Transformed Linear Systems Using Generalized Orthonormal Basis Functions (2007)
  • 著者名/発表者名: Y. Ohta
  • 学会等名: 8th International Symposium on Quantitative Feedback Theory and Robust Frequency Domain Methods
  • 発表場所: Rehovot, Israel
• [学会発表] Error Analysis of Continuous-time System Identification using Laguerre Basis (2007)
  • 著者名/発表者名: T. Chimbe, Y. Ohta
  • 学会等名: SICE Annual Conference 2007
  • 発表場所: Takamatsu
• [学会発表] A Study on Stochastic System Transformation Using Generalized Orthonormal Basis Functions (2007)
  • 著者名/発表者名: Y. Ohta
  • 学会等名: 46th IEEE Conference on Decision and Control
  • 発表場所: New Orleans, USA