研究課題/領域番号 |
18560476
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
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研究機関 | 大阪産業大学 |
研究代表者 |
飯田 毅 大阪産業大学, 工学部, 教授 (80351469)
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研究分担者 |
河野 健二 鹿児島大学, 工学部, 教授 (10026297)
中野 雅弘 大阪産業大学, 工学部, 教授 (80340610)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 橋梁付属構造物 / 振動問題 / 動的安全性評価 / 交通荷重 / 振動抑制法 / 疲労安全性 / 振動抑圧工法 |
研究概要 |
1.研究概要 昨年度に引き続き、橋梁付属構造物として照明柱を例として、実測データのある橋梁構造物について、3次元FEMモデルを用いた橋梁-照明柱系の振動応答評価を解析的に検討し、道路橋に負荷すべき交通荷重を決定し、照明柱に生じる応力評価を行った。また、照明柱の振動抑制法として、チェーンダンパーと粒状体ダンパーの併用法及びバネーマス+粒状体ダンパーの効果の検討を行った。 2.主要成果 (1)橋梁の交通荷重による振動計測結果を元に、車両動荷重の逆合積解析を実施し、橋梁に作用する車両動荷重を設定したところ、橋梁全体としての応答を精度良く再現できることが判明した。 (2)(1)の結果、橋梁上を走行する交通荷重による照明柱への設計入力動を決定でき、かつ、照明柱に生じる応力を解析的に算定できるようになったことから、疲労安全性評価にもつながり、今後、交通荷重による実測データが無くとも照明柱の動的安全性評価を適切に実施できるようになった。この点工学的意義が高く応用範囲も広い。 (3)照明柱の振動抑制法として、チェーンダンパーと粒状体ダンパーを併用する方法は相乗効果により振動数2〜10Hz程度の広範囲の振動数で制振効果が高く、また、バネーマス+粒状体ダンパーも2〜6Hzで効果的であり、両者とも交通荷重を受ける照明柱の振動抑制法として有効で実用に供し得ると考えられる。
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