研究課題/領域番号 |
18560487
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
中田 幸男 (2007) 山口大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (90274183)
R・P Orense (2006) 山口大学, 大学院理工学研究科, 助教授 (70403649)
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研究分担者 |
兵動 正幸 山口大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (40130091)
吉本 憲正 山口大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (00325242)
中田 幸男 山口大学, 大学院理工学研究科, 助教授 (90274183)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 地震 / 不飽和土 / 斜面 / 動的強度 / 動的試験 / オンライン試験 / 飽和度 / 滑動変位量 |
研究概要 |
本年度は、山口県で見られるもろい性質のまさ土を用い、不飽和の自然斜面や盛土斜面の地震時挙動を三軸試験機およびオンライン地震応答試験機により実験し、その結果について評価した。 まず、試料の飽和度および初期せん断の変化による強度の違いを知るために、繰返し単純せん断試験を行った。飽和度を30%、60%、80%、90%、95%、100%に変化させ、加えて、初期せん断応力比をτ_s/σ_v=0、0.2、0.4、0.6と変化させた種々の条件で実験を行い、得られた結果から繰返しせん断強度曲線を描き比較検討を行った。その結果、繰返しせん断試験では飽和度が大きく、初期せん断応力が大きいものほど強度が低下することがわかった。 次に、不飽和まさ土の地震時挙動を調べるためにオンライン地震応答実験を行った。オンライン地震応答実験とは、時々刻々と変化する地盤の非線形な復元力を要素試験の供試体から直接求め、オンラインで応答解析に結びつけ、地震時の地震挙動をシミュレートする手法である。今回の実験では、一次元6質点系にモデル化を行い、全層をオンライン層としてオンライン地震応答実験を行った。実験で用いた入力波は、新潟県中越地震の際に実際に長岡で観測されたE-W成分の地震波形を用い、供試体に水平方向に与えた。また、実験ケースは飽和度30%で、τ_s/σ_v=0、0.3、0.5のそれぞれについてと、τ_s/σ_v=0.3で飽和度を30%、50%、100%に変化させた二つのパターンについて実験を行った。結果として、飽和度が大きく、初期せん断応力が大きいものほど大きな水平応答変位が発生した。このことから、飽和度の変化と初期せん断応力の有無は、地震時の地盤の変形に大きな影響を与えると考えられる。 さらに、実験により算出した動的強度を用いて地震時の安全率の算出を行い、その結果から降状震度を求め、ニューマーク法を用いて盛土斜面の滑動変位量を算出した。そして、飽和度の違いが盛土斜面の変形に及ぼす影響を評価した。
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