研究課題/領域番号 |
18560513
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
金 利昭 茨城大学, 工学部, 准教授 (40205050)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | コンノグティビリティ / 共存性 / 歩行者 / 自転車 / 自転車歩行車道 / 自転車レーン / 交通優先権 / 地区交通 / コンパティビリティ / 歩行者自転車道 / 自転車・歩行者道 |
研究概要 |
1. Bicycle Compatibility Checklistを用いた歩行者自転車系交通の新しい共存性評価手法を構築した。これは、問題発見型のチェックリストをべースに道路の総合的な最終評価点がわかるようになっており、時間帯別交通評価ができるようになっている。評価項目は92項目あり、その内訳は基本項目10項目、自転車道評価項目(道路構造、路面、段差・縁石、交差点・横断、バス停、駐車・駐輪、標識・標示、障害物、その他)、共存性評価項目(自転車のコンフリクト、歩行者のコンフリクト、自動車のコンフリクト)である。この評価手法を用いて自転車道の先行事例(西葛西、福島、世田谷、松本、宮崎、水戸)を評価した。満足度評価、項目別評価、目的別評価、主体別評価を行った結果、さまざまな道路の整備方策を、共存性という観点から評価することが可能となった。 2. 道路空間制約・交通量を組み込んだ道路断面決定図を作成した。 まず自転車道・自転車レーン・自転車歩行車道について、通行方法・分離の度合いを考慮して、自転車通行帯を五タイプに分類した。次に自転車通行帯の断面決定図を作成した。ここでは、自転車歩行者分離軸を5分間交通量とし、自転車自動車分離軸を自動車制限速度とし、閾値を定めた。これにより自歩軸3ブロック、自車軸4ブロックの計12ブロックで断面決定図を構成し、各ブロックは交通状況(多車線、大型車交通量、道路横断、沿道店舗)に応じて道路タイプを決定できるようにした。 3. 道路空間制約・交通量変動・交通優先順位を組み込んだ新しい交通共存計画論を構築した。 コンパティビリティ概念に基づく上記の「自転車通行帯の断面決定図」と「Bicycle Compatibility Checklist」から構成される歩行者・自転車系交通の新しい交通共存計画論を構築した。
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