研究課題/領域番号 |
18560524
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
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研究機関 | 武蔵工業大学 |
研究代表者 |
宮本 和明 武蔵工業大学, 環境情報学部, 教授 (90150284)
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研究分担者 |
北詰 恵一 関西大学, 環境都市工学部, 准教授 (50282033)
鈴木 温 名城大学, 理工学部, 助教 (00356073)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,590千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 都市モデル / 土地利用モデル / シミュレーションシステム / GIS / 土地利用交通一体計画 / 政策決定支援 / マイクロシミュレーション / 立地行動 / Location Behavior |
研究概要 |
本研究の目的は、世界各国で実用に供されている都市モデルの実態について、主に土地利用モデルに着目して調査し、それに基づいて、各モデルが根拠とする理論や適用目的との関連における実用モデルとしての機能を体系化することである。 まず、土地利用と交通の一体計画の国内外事例を収集し、特に、実用都市モデルの利用方法との関連において体系的に整理した。次に、世界の主要都市モデルについて、既存のレビュー論文に最新情報を付加してその概要をまとめた。さらに、最新の代表的な7つのモデルを選択し、それらの発表論文に加え本研究で実施したモデル開発者に対する聞き取りを含む調査をもとに総合的な最新モデルの比較表を作成した。それに加えて、比較表作成時の情をもとに、都市モデルの実用化の技術的な基盤であるデータ整備の実態、実用システムに用いられている使用言語やシステム開発ツール、理論モデルのシミュレーションモデルへの変換方法、土地利用と交通の相互作用に関わる動学処理等に関して各モデルの特色を明確にしつつ相互比較を行った。以上をもとに、都市モデルの我が国都市圏への移転可能性に関して米国での事例を参考に検討した。また、限定的ではあるが、適用対象に対して要求される機能別に実用都市モデル導入の費用対効果の検討を行った。一方、このような分析システムの普及促進には関連計画における制度設計が不可欠であり、そのための試案を米国の実情をもとに作成した。また、各モデルシステムの機能を示すグラフィックス出力を収集した。 以上、本研究においては都市関連の計画論の立場から都市モデルの意義を明確にするとともにその技術的背景に関して体系的に整理した。この成果はわが国における都市圏計画の効率化等に貢献するだけではなく、本研究に協力してくれた世界の研究者に対しても体系的情報を提供するものである。
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