研究課題/領域番号 |
18560581
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
三浦 昌生 芝浦工業大学, システム工学部, 教授 (50173985)
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研究分担者 |
中口 毅博 芝浦工業大学, システム工学部, 教授 (30338313)
持田 灯 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00183658)
富永 禎秀 新潟工科大学, 工学部, 教授 (00278079)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,920千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 建築環境・設備 / 人間生活環境 / 住環境 / 環境設計 / 住民参加 / 自治会 / 住民支援 / 住民意識調査 |
研究概要 |
1.ケーススタディの対象とする自治会を広く募集し、自治会側から自発的に応募させた。個人情報保護法を遵守しつつ、平成18年度は埼玉県・東京都の22市区合計約2000の自治会長へ、平成19年度は26市区合計2768の自治会長へ応募案内を送付した。 2.応募のあった自治会からのヒアリング、現地視察を通じて、平成18年度は、(1)高速道路と国道の沿道に位置するK自治会グループを選定した。これに加え、住環境整備方針の形成には時間を要するため、前年度にケーススタディの対象とした(2)工場に隣接する公団高層集合住宅団地のTo自治会及び(3)市街化調整区域と住居専用地域が混在するTa自治会を引き続き対象とした。平成19年度は、(4)街灯整備状況に問題を抱える戸建住宅地区であるJi、M、O、Bの各自治会を選定した。これに加え、前年度にケーススタディの対象とした(3)Ta自治会を引き続き対象とした。 3.(1)のK自治会では、高速道路と国道の沿道で住民が車両交通量、騒音レベル、二酸化窒素濃度を実測し研究者が支援した。また道路新設後の騒音レベルを予測した。(2)のTo自治会では工場からの臭気を住民が実測し研究者が支援した。(3)のTa自治会では両年度とも、前年度に作成した街灯照度マップから導いた街灯新設計画を自治会が実行したため、夜間道路照度を実測してその効果を確認した。上記(4)の各自治会では夜間の道路の安全性が問題であることから、住民が地区内の全道路において夜間の水平面照度を実測し研究者が支援した。 4.各地区とも、実測に基づく住環境マップと住民意識アンケート結果を分析し視覚的に表現した報告書を研究者が作成し、それをもとに住民同士が住環境の実態とそれを改善するための具体的な方針形成に向けて協議した。研究者はそれを記録・観察し、そうした活動の支援システムを展開させるとともにその有効性を検証した。
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