研究課題/領域番号 |
18560755
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物機能・バイオプロセス
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研究機関 | 崇城大学 |
研究代表者 |
松岡 正佳 崇城大学, 生物生命学部, 教授 (10121667)
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研究分担者 |
小川 隆平 崇城大学, 生物生命学部, 教授 (40029244)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,760千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 360千円)
2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 光化学系II / シアノバクテリア / 水分解 / D1 / D2ヘテロダイマー / 遺伝子置換 / ヒスチジンタグ / アフィニティークロマトグラフィー / 熱安定性 / rps12 |
研究概要 |
光合成における水分解系の最小単位は、光化学系II(PSII)の反応中心を形成するD1/D2ヘテロダイマーである。この研究では好熱性シアノバクテリアThermosynechococcus vulcanusのD1/D2タンパク質の遺伝子を中温性シアノバクテリアSynechococcus elongatus PCC 7942中で発現させ、熱安定なD1/D2ヘテロダイマーを精製することを目的とした。S. elongatus PCC 7942株の染色体上のD1およびD2タンパク質の遺伝子ORFをT. vulcanus由来の各ORFで置換するために、薬剤耐性遺伝子の数に制約されないrpsl2媒介遺伝子置換法を開発した。PSII複合体の精製を容易に行うため、psbB遺伝子にコードされる内部アンテナタンパク質CP47のC末端にヒスチジンタグ(histag)を付加したpsbB変異株を作成した。この株の解析の結果、psbB遺伝子に関してヘテロ型となっていたので、psbB遺伝子のオペロン下流に存在するpsbT遺伝子の5'上流に転写プロモーターを追加した変異株も作成した。また、相同組換え頻度を向上させるため、psbB-psbT遺伝子領域の長いDNAをクローン化したプラスミドを作成した。変異株の培養菌体の可溶化チラコイド膜より、Ni-アフィニティークロマトグラフィーによって、histagの付加されたPSII複合体の精製を行った結果、D1/D2ヘテロダイマーを含む複合体が得られた。
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