研究課題/領域番号 |
18570030
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 北九州市立自然史・歴史博物館 |
研究代表者 |
山根 明弘 北九州市立自然史・歴史博物館, 自然史課, 学芸員 (10359474)
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研究分担者 |
岩本 俊孝 宮崎大学, 教育文化学部, 教授 (40094073)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,940千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 540千円)
2008年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | マントヒヒ / 父系制 / 近親交配回避 / 血縁度 / ユニット外繁殖 / Papio hamadryas / 父系制の進化 / Y染色体 / マイクロサテライトDNA / マイクロサテライト遺伝子 |
研究概要 |
父系制社会であるマントヒヒの近親交配を回避するメカニズムを検証するために、生息地であるサウジアラビアにおいて、マントヒヒの捕獲および行動観察を行った。採集した血液は日本に持ち帰り、これまでに収集していた約200個体分のサンプルと併せて遺伝子解析を行った。Y染色体上のマイクロサテライトDNAの多型を調べた結果、近隣の群れ間でも、オスの各対立遺伝子の頻度が大きく異なることが明らかになった。このことは、オスの分散が大きく制限されている結果であると考えられ、マントヒヒ社会での近親交配がおこりやすいことを示唆する証拠となった。
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