研究概要 |
北海道内でヤドリダニ類の多様性を調べたところ, 土壌, 落葉から3属13種(多くは北方系のNeogamasus属の種であり, 他にParasitus属, Vulgarogamasus属), 海浜の打ち上げ物からParasitus属1種, マルハナバチ類体表からParasitellus属3種, モンシデムシ類体表からPoecilochirus属の少なくとも2種の同胞種の存在が明らかになった。これらの多くは本邦未記録種または未記載種であり, これまでほとんど知られていなかった本邦のヤドリダニ類に関してその多様性の一端が明らかになった。
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