研究課題/領域番号 |
18570085
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物多様性・分類
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
西田 佐知子 名古屋大学, 博物館, 助教 (10311490)
|
研究分担者 |
西田 隆義 京都大学, 農学研究科, 助教 (60208189)
内貴 章世 大阪市立自然史博物館, 学芸課, 学芸員 (30393200)
市岡 孝朗 京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (40252283)
|
連携研究者 |
西田 隆義 京都大学, 農学研究科, 助教 (60208189)
内貴 章世 大阪市自然史博物館, 学芸課, 学芸員 (30393200)
市岡 孝朗 京都大学, 大学院・地球環境学堂, 准教授 (40252283)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2009
|
研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 660千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
|
キーワード | ダニ室 / ガマズミ属 / ダニ / 共生 / domatia / 多様性 / 植物 / 動物 / 形態学 / 生態学 / サンゴジュ / クチクラ / 穴型 / 毛束型 |
研究概要 |
他生物との共進化を類推させながらも、その多様化の原因や経緯が明らかではない器官に「ダニ室」がある。本研究ではガマズミ属植物を用い、ダニ室の形態・生態的多様性の実態を明らかにするため、形態学、分子系統樹との比較、生態学の調査を行った。 その結果、45の調査種で、ダニ室の有無は地域・系統などでは分かれなかった。ダニ室の多くは毛束型だった。同地域の形態が異なるダニ室、同じ形態でも違う地域のダニ室、同地域で同形態だが違う季節のダニ室では、それぞれダニの種類や数が、一部重複はするものの異なった。 これらの結果から、ガマズミ属のダニ室は環境に応じて並行的に進化し、特定のダニとの強い共生関係より、緩やかで多様な関係を保つ共生器官として機能している可能性が示唆された。
|