研究課題/領域番号 |
18570112
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
小澤 政之 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (90136854)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
4,010千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 510千円)
2007年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | カドヘリン / カテニン / 細胞・組織 / p120 / 細胞表面 / 分子認識 / シグナル伝達 / 制御 |
研究概要 |
α-カテニンの発現がいかなるメカニズムで細胞がどんどん上に盛り上がって増殖してしまうのを抑えるのかを明らかにする目的で以下の実験を行った。1)α-カテニン陰性細胞とα-カテニン発現細胞の間の各種遺伝子の発現の差異をDNAマイクロアレイにより調べたところ、幾つかのマトリックスメタロプロテアーゼの転写がα-カテニン発現細胞で減少していることを見出した。そこで、Real-time PCRを用いて確認を行ったが、結果はネガティブであった。2)また、マトリックスメタロプロテアーゼの阻害剤をα-カテニン陰性細胞に添加し、細胞が盛り上がって来るのを抑える事が出来ないか調べたが、全く効果がなかった。3)さらに、細胞の細胞外マトリックスへの接着に関連する各種インテグリンあるいは細胞外マトリックス成分の発現に関して変化は認められなかった。したがって、細胞外での変化ではなく、細胞内での変化が、細胞が盛り上がって増殖するか否かを決定しているものと考えられた。アクチン骨格系は細胞の形態ばかりでなく、細胞の運動性さらには増殖性にも強い影響を及ぼす。4)そこで、アクチン骨格系に働く各種薬剤を細胞に投与してその効果を調べた。するとRhoの関与が示唆されたので、ドミナント・ネガティブ型Rho、あるいは活性型Rho、ドミナント・ネガティブ型RhoGAP等を細胞に導入したが、直接の関与を証明する結果は得られなかった。5)次に、α-カテニン上のどの部位がこの活性に必要なのかを明らかにすべく実験を行った。その結果、アミノ末端側400残基、あるいはカルボキシ末端の300残基が必要である事が明らかとなった。現在この線に沿った研究を展開中である。
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