研究課題/領域番号 |
18570184
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
辻 暁 兵庫県立大学, 大学院・生命理学研究科, 准教授 (60227387)
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研究分担者 |
八木澤 仁 兵庫県立大学, 大学院・生命理学研究科, 准教授 (40192380)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
4,110千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 510千円)
2007年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | シグナル伝達 / 脂質 / 分子認識 / PIP3 / 分光法 / シグナル伝逹 |
研究概要 |
生体膜の微量成分であるPIP_3(ボスファチジルイノシトール3,4,5-三リン酸)を介して細胞内の情報伝達系に関与する蛋白質の分子機構を脂質膜上における構造に基づいて解明することを目的として、脂質膜に結合した蛋白質の構造を分光学的手法により解析した。解析手法として、固体NMR分光法と紫外共鳴ラマン分光法を用いた。まず、構造および生化学的情報が蓄積されているイノシトールリン脂質(PIP_2)。結合ドメインであるPLC-δ1PHドメインを対象として測定条件および脂質膜の性質に依存する蛋白質の造変化の情報を収集した。固体^<13>C NMR分光法により、脂質膜結合状態のPHドメインの観測および構造解析が可能であることを示し、脂質膜上への局在によるPLC-δ1PHドメインの構造変化、脂質膜の組成、および膜曲率に依存する特徴的な立体構造の誘起を見いだした。PHドメインの機能上重要な位置に存在する芳香族側鎖について、固体NMR分光法に加え、紫外共鳴ラマン分光法による測定条件を決定し、測定を行ったところ、二種類の分光法による測定結果は、互いに相補的かつ矛盾の無い結果を与えることが見いだされた。これらの測定条件および構造データをふまえ、PIP_3結合ドメインであるSWAP-70PHドメイン(209-306)に関して、上記2種類の分光測定法に適した試料の調製および測定条件検討を行った。水溶液中およびPIP_3を含む脂質二重膜ベシクル結合状態におけるSWAP-70PHドメインの構造をTyrおよびTrp残基ををプローブとする紫外共鳴ラマン分光法により観測した結果は、PLC-δ1PHドメインの構造情報と比較解析し得るデータを与えることが見いだされた。
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