研究課題/領域番号 |
18570187
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 大阪薬科大学 (2007) (財)大阪バイオサイエンス研究所 (2006) |
研究代表者 |
藤森 功 大阪薬科大学, 薬学部, 講師 (70425453)
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研究分担者 |
裏出 良博 (裏出 艮博) 大阪バイオサイエンス研究所, 分子行動生物学部門, 研究部長 (10201360)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,960千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 360千円)
2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2006年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | プロスタグランジンD2 / 脂肪細胞 / 分化制御 / 肥満制御 / 分子生物学 / 転写調節 / 転写調飾 / 分化 / 受容体 / 核内受容体 |
研究概要 |
プロスタグランジン(PG)類のうち、PGD_2を合成する酵素であるリポカリン型プロスタグランジンD合成酵素(L-PGDS)は脂肪細胞で発現しているものの、その機能や制御機構については分かっていない。本研究では、脂肪細胞におけるL-PGDSの機能と遺伝子発現調節機構について検討した。L-PGDSに対する特異的siRNAをマウスの脂肪細胞である3T3-L1細胞に導入したところ、脂肪細胞の分化(脂肪滴の蓄積)は顕著に抑制された。また、L-PGDSの酵素活性阻害剤も脂肪細胞の分化を抑制したことから、L-PGDSは脂肪細胞の分化調節に関与していることが示された。次に、脂肪細胞におけるL-PGDS遺伝子の発現調節機構を調べた。その結果、がL-PGDS遺伝子プロモーターの-233に存在するシス配列に結合し、L-PGDS遺伝子の発現を活性することが分かった。さらに、分化した脂肪細胞では、L-PGDS遺伝子プロモーターの-194に存在する2つのsterol regulatory elements(SREs)を介してL-PGDS遺伝子の発現が活性化された。L-PGDS遺伝子の発現は、核内受容体Liver X Receptor(LXR)の活性化剤であるT0901317の濃度依存に上昇した。また、ゲルシフトアッセイおよびクロマチン免疫沈降法により、LRH-1およびSREBP-1cがL-PGDS遺伝子のプロモーター領域に結合することが示された。さらに、LRH-1およびSREBP-1cに対するsiRNAは、L-PGDS遺伝子の発現を抑制した。以上の結果は、L-PGDSが脂肪細胞の分化制御に関与すること、さらに、未分化脂肪細胞ではLRH-1によりL-PGDS遺伝子の発現が活性化され、分化した脂肪細胞ではLXRにより活性化されたSREBP-1cにより、L-PGDS遺伝子の発現が活性化するという新たな脂肪細胞分化調節メカニズムを示している。
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