研究課題
基盤研究(C)
通常のオオムギは, 脱穀しても実と殻が糊物質で接着していて分離できない, "皮麦"である。しかし, 一部のオオムギは, 頴果と頴が容易に分かれる変種で,"はだか麦"とよばれる。オオムギの頴果が皮性・裸性のどちらになるかは, 単一の遺伝子座で決まる単純なメンデル遺伝に従い, 皮性が裸性に対して優性である。オオムギの重要形質の1つである皮性・裸性を決める遺伝子の分子的な実体はこれまで不明であり, 実と殻が接着したり, 分離する機構も全くわかっていなかった。われわれのグループはポジショナルクローニングにより, オオムギの皮性・裸性の表現型を制御する遺伝子がERF転写因子であることを世界で初めて明らかにした。
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