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窒素施肥によるダイズ窒素代謝活性の変動の種子品質への影響解析と窒素施肥法の改善

研究課題

研究課題/領域番号 18580061
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 植物栄養学・土壌学
研究機関神戸大学

研究代表者

杉本 敏男  神戸大学, 農学研究科, 教授 (70240851)

研究分担者 白石 斉聖  神戸大学, 農学研究科, 助教 (00304121)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,680千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2006年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワードダイズ / 緩効性窒素肥料 / 種子成分 / 含有率 / 品種 / 種子タンパク質 / 窒素施肥 / 品種間差
研究概要

ダイズ栽培に対する窒素肥料の施与効果については、様々な意見がある。窒素固定能を持つダイズには効果はないとされているが、一方で、実際の営農指導では施肥を推奨する場合が多い。また、生産物の種子の品質(貯蔵成分含有率)は生育環境の違いで変動するが、その原因は明らかでない。それらの原因を調べ、また、窒素施肥による種子成分の品質が変動する機構を推定することを目的とし、異なる品種のダイズを高窒素条件(根粒による窒素固定を抑制)と低窒素条件(根粒による窒素固定が活発)で育て、それらの影響を調べた。すなわち、神戸大学農学研究科圃場並びに篠山市圃場で多品種(大学:8品種、篠山:26品種)を長寿命(全生育期間高窒素)と短寿命(開花期まで高窒素)の緩効性窒素肥料で異なる生育時期の土壌窒素濃度を変えた条件、ならびにスターター窒素だけの低窒素条件で育てた。大学圃場で調べた結果、窒素肥料の施与により収量の増加する品種と、窒素肥料の施与の反応が現れない品種に区分出来た。篠山の結果からは、24品種全体では窒素施与効果は認められた(個々の品種では変動が大きく、断定は出来なかった)。種子の貯蔵成分(タンパク質、脂質)への影響については2つのグループに分けられた。すなわち、タマホマレに代表する品種では窒素施与によりタンパク質含有率が増加し、一方、フクユタカに代表する品種ではその影響が出なかった。同様な栽培条件で得られた丹波黒大豆種子の品質に差が現れた。これらの結果は、品種特性により窒素施与方法を変える必要性を示している。また、土壌から供給される肥料窒素の利用効率や根粒での窒素固定の植物体全体・種子への物質蓄積への影響が品種により異なることを示している

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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