研究課題/領域番号 |
18580116
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
森田 達也 静岡大学, 農学部, 教授 (90332692)
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研究分担者 |
杉山 公男 静岡大学, 農学部, 教授 (00126781)
松田 幹 名古屋大学, 農学部, 教授 (20144131)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | ムチン / 食物繊維 / 水中沈定体積 / bulk-forming effect / 食事抗原 / bulk-formingeffect |
研究概要 |
ムチンは、杯細胞から分泌される消化管粘膜を覆う粘液の主成分であり、消化粥からの物理的侵襲や細菌の侵入に対する防御、栄養素の吸収速度の制御など多彩な生理作用を持つと考えられる。本研究では、DF摂取によるムチン分泌促進のメカニズムと栄養生理機能を明らかにするため検討を行い、以下の結果を得た。 1.小腸および結腸のムチンは食事性難消化成分SV(嵩の効果を数値化するもの)値に比例する。 2.IDFの摂取によるムチン分泌促進作用は、IDFの摂取開始から5日目に最大に達し、摂取中止から5日目には完全に消失するこの事実は、本作用が上皮細胞のturn-overと連動することを示している。 3.ムチンマーカーとして用いたo-SCの測定値は、新規に確立したELISAによるムチンの直接定量値と高い相関を示した。 4.IDF摂取により小腸内ムチン量は著しく増加するが、ムチン量の増加自体がGlu吸収速度を制御することはありえないと断定された。
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