配分額 *注記 |
4,060千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 660千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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研究概要 |
必須微量元素セレンは, 抗酸化作用, 免疫賦活化作用, ホルモン調節作用, がん予防効果など, 多くの有益な生理活性を示す微量必須ミネラルである。高齢化社会におけるQuality of Lifeの維持に関心が高まる中で, セレンの持つ多彩で有益な生理活性に注目が集まっている。ところが必要摂取量の僅か10倍程度の摂取で過剰障害が表れるリスクがあるので, セレンの有益な生理活性を社会全体で享受するためには, セレン代謝に関わる知的基盤の確立が必要不可欠である。本研究はセレン同化経路の解明に焦点を当て, 1)亜セレン酸の還元代謝にチオレドキシン還元酵素が関わることを初めて明らかにし, 2)ヒトのセレノリン酸合成酵素の触媒機能ドメインを新たに発見し, 3)これまで機能不明とされたセレノリン酸合成酵素アイソザイムSps1がSps2の機能を抑制するアンチザイムとして作用することを初めて明らかにすることができた。
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