研究課題/領域番号 |
18580253
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業環境工学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
小松崎 将一 茨城大学, 農学部, 准教授 (10205510)
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研究分担者 |
荒城 雅昭 独立行政法人農業環境技術研究所, 生物生態機能研究領域, 上席研究員 (10354002)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,760千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 360千円)
2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | カバークロッブ / 窒素 / 窒素固定 / 自生化 / 作付体系 / 有機栽培 / 不耕起 / トマト / カバークロップ / 耕うん / 土壌線虫 |
研究概要 |
畑作の休閑期間中を利用して栽培されるカバークロップは、圃場での有機物生産を通じて、土壌にとって不可欠な土壌有機物(腐植)を供給し、さらに有機態窒素供給による肥料的効果,土壌表面被覆による風食防止、残留窒素の回収による窒素溶脱防止、アレロパシー作用による雑草防除、有害な線虫の抑制など、化学肥料や農薬への依存度を下げ、土壌を肥沃化させる多面的な効果がある。しかし、これらは毎年作付する必要があり、種子代や播種作業に関わるコストが生産者にとって大きな障害となっている。本研究では、マメ科カバークロップが自ら植生を自然再生するリシーディングに注目し、マメ科カバークロップと夏作物栽培と結合させる栽培システムを確立する。特に、サブタレニアンクローバ(以下、サブ・クローバ)に注目し、これらのリシーディングを活用して、省力的・低投入で土壌を肥沃化し、生産性向上と土壌飛散防止・炭素隔離機能を飛躍的に向上させる農法開発を目的とし、日本で適用可能な品種の選定を有機栽培トマト生産を通じて検討した。 その結果、サブ・クローバの乾物重が雑草に比べて大きいことから、サブ・クローバを栽培すると土壌に多くの有機物が供給でき、それらが分解されると窒素やカリなどの肥料分として土壌中に還元できる。サブ・クローバが持つ養分を速やかに後作で利用できれば施肥量削減にもつながるが、今回の結果では、サブ・クローバが吸収した養分の後作物への供給量は微小にとどまった。今後、サブ・クローバの生育時期および地上部の分解特性と後作物の養分吸収パターンを含めた生育ステージの最適化が求められる。
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