研究課題/領域番号 |
18580283
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用動物科学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
三谷 匡 近畿大学, 先端技術総合研究所, 准教授 (10322265)
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研究分担者 |
佐伯 和弘 近畿大学, 生物理工学部, 教授 (10298937)
松本 和也 近畿大学, 生物理工学部, 教授 (20298938)
田口 善智 (田口 義智) 近畿大学, 生物理工学部, 講師 (70309269)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,290千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | ABCトランスポーター / Bcrpl / ES細胞 / Oct3 / 4 / フローサイトメトリー / 分化誘導 / アイソフォーム / Bcrp1 / リアルタイムPCR / 胚性幹細胞 / Oct4 |
研究概要 |
本研究では、ES細胞の未分化状態の維持におけるABCトランスポーターファミリー・Bcrp1による制御機構に関する分子基盤を明らかにすることを目的とする。当該研究期間において以下の研究を行った。 (1)ES細胞におけるBcrp1と転写因子Oct3/4の発現との相関 ES細胞におけるBcrp1と未分化制御関連転写因子のひとつであるOct3/4との相関について、フローサイトメトリーで解析した結果、Bcrp1の発現は分化誘導に伴いOct3/4の発現低下と強い相関があることが明らかとなった。 (2)ES細胞の分化過程におけるBcrp1アイソフォームの発現の変動 ES細胞におけるBcrp1 mRNAアイソフォーム(A、B、C)の発現をリアルタイムPCRにより解析した結果、造血幹細胞などで高発現するアイソフォームBが高発現し、アイソフォームCの発現はほとんどみられなかった。そこで、ES細胞の体外分化誘導系を用いてBcrp1 mRNAアイソフォームの発現の変動を解析した。その結果、Bcrp1 mRNAの発現は分化誘導開始より未分化マーカーであるOct3/4ならびにNanogの発現低下に先立ち急速に減衰した。その後、いくつかの分化マーカーの発現とともにBcrp1の発現が増加した。Bcrp1 mRNAアイソフォームに関しては、アイソフォームBが優位となった。 (3)RNAiによるノックダウン効率の簡易評価法の開発 Bcrp1の機能解析モデルとして用いるRNAiによるBcrp1アイソフォームノックダウンES細胞のモデル構築に有用なノックダウン効率の簡易評価法として、ルシフェラーゼデュアルアッセイを利用した測定法を開発した(特願2007-118962号)。
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