研究課題/領域番号 |
18580286
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎獣医学・基礎畜産学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
滝口 満喜 (2007-2008) 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 教授 (70261336)
今野 明弘 (2006) 北海道大学, 大学院獣医学研究科, 助手 (00271651)
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研究分担者 |
滝口 満善 酪農学園大学, 獣医学部, 教授 (70261336)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,090千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 690千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 遺伝 / 自己免疫 / シェーグレン症候群 / IQIマウス / 唾液線炎 / B細胞 / Ica1 / Ifi202 / 唾液腺炎 / Ical / マウスモデル / QTL |
研究概要 |
シェーグレン症候群(Sjogren's syndrome ; SS)モデルIQIマウスにおけるB細胞優勢の下顎腺炎(B細胞性下顎腺炎)を遺伝学的に解析した。その結果、B細胞性下顎腺炎の量的形質遺伝子座(QTL)は少なくとも3個有り、単独で効果を発揮する主要QTL(autoimmune sialitis in IQImice, associated locus 1 ; Asq1)が第6染色体前端に、Asq1の効果を増強するエピスタシスQTLが第3染色体後方(Asq2)に、また、逆にAsq1の効果を抑制する抵抗性遺伝子座が第1染色体後方(Asq3)に位置することを明らかになった。Asq1の1LOD区間内に位置するIca1に注目し、そのcDNA塩基配列を対照C57BL/6(B6)と比較した結果、IQI-B6間で6個の一塩基多型があり、2個のアミノ酸多型が生じていた。また、ウエスタンブロット法では、IQエマウスの血清中に抗Ica1自己抗体の存在を示すバンドカミ検出された。以上の結果より、IQIマウスにおいて、Ica1に対するB細胞自己免疫が成立していることが明らかになり、原因として、1ca1の塩基多型の可能性が挙げられた。
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