研究課題/領域番号 |
18590168
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
石橋 誠 京都大学, 医学研究科, 准教授 (30232341)
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研究分担者 |
塩田 浩平 京都大学, 医学研究科, 教授 (80109529)
三浦 岳 京都大学, 医学研究科, 助教 (10324617)
才津 浩智 京都大学, 医学研究科, 助手 (40402838)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
4,020千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 間脳 / 神経核 / 位置情報 / シグナル / 発現制御 / 大脳皮質 / 細胞周期 / 層構造 / 前脳 / 形態形成 / Fgf / Sonic hedgehog / Lhx |
研究概要 |
本研究においては前脳(間脳・大脳)の形態形成分子機構の一端を明らかにすることを目的とした。間悩には機能の異なる多くの神経核が決まった位置に存在するが、その位置決定機構は不明であった。その分子機構を明らかにするため、ニワトリ胚間脳におけるマーカー遺伝子Lhx1,Lhx9の発現パターンを調べたところ、パターン形成時期においてダイナミックな発現パターンの変化が観察された。これらの遣伝子はまた、神経核の分化に重要な役割を果たしていることが示唆されている。この遺伝子発現制御はどのような分子によって司られているか、位置情報を供給していると考える分子を候補として調べた。この時期に間脳原基腹側にはShhが発現している。そこでShhをエレクトロポレーション法によって異所性に発現させたところ、Lhx1の発現領域が広がった。また、背側に発現しているWnt,FGFを同様に異所性に発現させたところ、Lhx9の発現領域が広がった。さらに腹側からのシグナルであるShhによって背側に発現しているLhx9の発現は抑制された。これらの結果から、Wnt,FGF,Shhは間脳原基におけるLhx等の遺伝子発現を制御することによってこの部位のパターン形成を制御していることが示された。更に、Shhの大脳皮質形成における役割を明らかにするために、Shhとその関連遺伝子Smoコンディショナルノックアウトマウスを解析した。これら変異マウスにおいては、神経幹・前駆細胞の増殖、生存に異常がみられ、また分化したニューロンの配置にも異常がみられた。この結果から、Shhは大脳皮質形成においてもパターン形成に重要な役割を果たしていることが強く示唆された。
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