研究課題/領域番号 |
18590180
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
依藤 宏 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00158544)
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研究分担者 |
佐藤 真人 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (60375532)
多鹿 友喜 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (90400738)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,960千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 360千円)
2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2006年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 骨格筋 / 膜融合タンパク / VAMP / β-シネミン / VAMPタンパク / 筋再生 |
研究概要 |
1.骨格筋膜融合タンパクの解析:VAMPファミリーのタンパクに注目し、その骨格筋での発現を解析した。(1)VAMP2は成熟骨格筋では筋細胞の細胞質に若干の発現がみられたが、筋衛星細胞に強い蛍光を認めた。培養筋芽細胞では分化とともに発現が核周部および、末端部に強くみられた。筋再生過程では傷害後3日目の未熟な筋に多く発現し、筋の成熟とともに周辺部が染まるようになった。筋発生過程では、胎生12日(E12)で体節の筋芽細胞に発現していた。E16では、多核の筋管細胞に陽性であった。(2)VAMP5は、速筋ではA帯付近に局在していたが、遅筋ではほとんど検出されなかった。(3)VAMP1は骨格筋内では神経筋接合部の神経終末に観察された。(4)VAMP3は骨格筋中では血管内皮に分布し、筋細胞にもわずかの発現が認められた。。培養筋芽細胞では分化前から核周部にあり、分化とともにVAMP2と同様の分布を示した。2.β-シネミンノックアウトマウスの作成:ターゲッティングベクターを構築、ES細胞に導入し、全320クローン中1クローンの相同組み換え体ES細胞を取得した。得られた細胞をマウス受精卵に注入し、3匹のキメラマウスを得た。しかしながら、キメラリティが低く、F1マウスを得るには至らなかった。得られた相同組み換え体ES細胞が少なかったことや、キメラリティの高いキメラマウスが得られないことから、新たなターゲッティングベクターを構築して、2度目のES細胞スクリーニングをおこなった。しかし810個のES細胞クローンをスクリーニングしたが、相同組み換え体の新たな取得にはいたらなかった。そこで最初に得られたES細胞による2度目のインジョクションを行い、8匹のキメラマウスを得て交配を進めた結果、数匹のヘテロマウスを得ることができた。現在、ホモのノックアウトマウスを作成するための交配をおこなっている。
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