研究課題/領域番号 |
18590307
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 九州大学 (2007) 産業医科大学 (2006) |
研究代表者 |
内海 健 九州大学, 医学研究院, 准教授 (80253798)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
4,020千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 癌 / ストレス / 発現制御 / 発現抑制 |
研究概要 |
CSD(Cold shock domain)ファミリー蛋白は、大腸菌からヒトまで高度に保存された約78アミノ酸からなる核酸結合ドメインをもち、多くの増殖細胞で発現するユビキタス蛋白である。CSDファミリー蛋白は核酸に強く結合し、転写、翻訳調節、RNAの分子Chaperon機能を通じて、細胞の外界ストレスに対する防御基点としての役割が明らかにされつつある。 本研究では(1)YB-1のノックアウトマウスを作製しその機能を明らかにした。ホモのYB-1ノックアウトマウスは胎生致死であった。(2)YB-1の発現はin situ hybridization法によりマウス胎児のほぼ全身に発現していた。(3)YB-1はミトコンドリアの外膜に結合し翻訳に関与することを明らかにした。(4)YB-1ノックアウトの線維芽細胞を作製したところ、YB-1 siRNAを用いた実験でも細胞増殖の低下を認めた。YB-1siRNA導入により、EF-1の発現が上昇していることを確認した。このことはYB-1が細胞増殖に深く関わることが示唆された。YB-1は翻訳レベルで種々の蛋白の発現に影響を及ぼすことを示唆する。さらに、(5)YB1は種々のマイクロRNAを保持することを明らかにした。このことは癌でYB1が、新しい薬剤設計の基盤となる分子標的になりうることが示唆された。
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