研究課題/領域番号 |
18590401
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
寄生虫学(含衛生動物学)
|
研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
本間 季里 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 講師 (70307940)
|
研究分担者 |
由井 克之 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (90274638)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
4,020千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
|
キーワード | IRF-4 / 炎症性サイトカイン / リーシュマニア / マクロファージ / L.major |
研究概要 |
1.野生型(WT)および転写因子Interferon regulatory factor-4遺伝子欠損マウス(IRF4KO)にL.majorを感染させると、感染2-5週の早期では抵抗性マウスであるB6マウスよりも足趾の肥厚は減弱しており、感染早期の局所の防御免疫がIRF4KOでは亢進していることが示唆された。 2.in vitroでWTならびにIRE4KOマクロファージにL.majorを感染させた後、炎症性サイトカインのmRNAの発現をリアルタイムPCRで測定した。蛋白レベルと同様、IRF4KOマクロファージにおいては、TNF-aの発現亢進とIL12の発現低下が確認された。このことからIRF4KOにおけるL.major感染による炎症性サイトカイン産生の変化は、転写レベルでの制御であることが明らかとなった。生きたL.major感染時だけでなく、粗抗原においてもIRF4KOマクロファージにおけるサイトカイン産生の変化は同様であった。そこで、種々の変性粗抗原を作成し、L.major抗原の同定を試みた。その結果、不溶性画分に含まれ、ProteinaseK抵抗性であることが判明した。 3.分子量の違いから粗抗原の分画を進めるべく、ゲル濾過法を試みた。分子量が現段階では不明なため幅広い分子量をカバーすることを目的に、SephadexG-100を用いて分離を開始した。
|