研究課題/領域番号 |
18590418
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
神戸 俊夫 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (50093018)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
3,830千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2006年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
|
キーワード | カンジダ アルビカンス / 分子疫学 / タイピング / 反復配列 / RPS / ALT / マイクロサテライト / カンジダ症 / カンジダアルビカンス / カンジダ・アルビカンス / 株識別 |
研究概要 |
Candida albicansは、健康者および易感染者におけるカンジダ症の起因菌として最も高頻度に分離される菌種である。特に、易感染状態にあるヒトにおけるカンジダ症の予防・管理のためにはC.albicansを株レベルで識別することが必要である。本研究では、25S rDNA、RPS領域のALT反復配列を標的としたPCR、およびマイクロサテライトのフラグメント解析によるC.albicansの株レベル識別系の確立を行った。25S rDNAによるタイピングでは、グループAが最も多く(51.3%)、次いでグループC(27.9%)、B(20.8%)の順となった。また、P-IIおよびAS-Iを用いたRPS/ALTのタイピングでは、3、4、3/4、2/3/4、3/4/5などに区別され、50%以上の株がタイプ3であった。アガロースゲル電気泳動パターンから、各RPS/ALTタイプは、さらにサブグループに分類された。CDC3、HIS3、CAI、CAIIIなどのマーカーを用いたマイクロサテライトのフラグメント解析により、P-IIによるAS-I電気泳動パターンの比較では十分な区別が出来ない株を客観的に区別することができた。逆に、RPS/ALTによるタイピングは、フラグメント解析で区別できない株の区別を可能にした。以上の結果から、RPS/ALTとマイクロサテライト領域を標的としたタイピングの組み合わせにより、C.albicansの高精度(DP=99.99)タイピングの系を確立できた。
|