研究課題/領域番号 |
18590622
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 九州保健福祉大学 |
研究代表者 |
三浦 宏子 九州保健福祉大学, 保健科学部, 教授 (10183625)
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研究分担者 |
苅安 誠 九州保健福祉大学, 保健科学部, 教授 (00320490)
山崎 きよ子 九州保健福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (20331150)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,820千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 要介護高齢者 / 口腔ケア / 誤嚥リスク / 日常生活機能 / 地域保健 / ニーズ分析 |
研究概要 |
1.在宅要介護高齢者に対する口腔ケアの現状分析 家族介護者による在宅での口腔ケアは、要介護高齢者の心身の障害によって生じるニーズを反映しておらず、口腔ケアについて十分な知識を有している家族介護者も約2割程度しか存在していなかった。これらのことより、口腔ケアのシステム化を図るためには、ニーズ評価を行い、家族介護者に要介護高齢者の状況をよく理解してもらった上で、口腔ケアを行う必要性があることが明らかになった。 2.誤嚥性肺炎予防のための口腔ケアニーズ評価法の開発とシステム化 誤嚥性肺炎を誘発しやすいリスク要因である嚥下機能と日常生活機能(ADL)の低下の2つに加えて、口腔日和見菌が検出されるかどうかを総合評価することにより、簡便に誤嚥性肺炎予防のための口腔ケアニーズ評価を行うことができることが明らかになった。この3つのリスクをすべて有する者を「口腔ケア高ニーズ者」、2つのリスクを有する者を「口腔ケア中ニーズ者」とし、在宅の家族介護者にも明示しやすい評価法を開発した。 上記のニーズ評価によって、口腔ケアのニーズがあると判定された者については、在宅にて家族介護者が5分間口腔ケア法を行い、口腔環境の改善を目指す。「口腔ケア高ニーズ者」に対しては、5分間口腔ケア導入1ヶ月後に、再度口腔ケアニーズ評価を行い、改善が見られない場合には専門職による口腔ケアに切り替える。また、「口腔ケア中ニーズ者」に対しては、5分間口腔ケア導入2ヶ月後に、再度口腔ケアニーズ評価を行い、改善が見られない場合には専門職による口腔ケアの利用を検討する。本研究で開発された誤嚥性肺炎予防のための口腔ケアニーズ評価とニーズカテゴリーごとの口腔ケア実施法は、在宅介護の場でも簡便に実施できるものであり、有用性は極めて高いものと考えられる。
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