研究課題/領域番号 |
18590743
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
伊藤 義人 京都府立医科大学, 医学研究科, 講師 (70244613)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,690千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 肝がん / ケモカイン / ケモカインレセプター / 転移 / 増殖 / シグナル伝達 / 肝癌 |
研究概要 |
多種類の肝癌細胞株において、合計18種類のケモカインレセプターの発現をreal time PCR法を用いmRNAレベルで検討した。 CXCケモカインレセプターCXCR4は特にPLC/PRF/5(Al)で強く発現しており、CCケモカインレセプターCCR6はHuH7、Al、HepG2で強く発現していた。次に、細胞表面に表出されたレセプターをflow cytometerを用いて検討した。CXCR4mRNA発現の多かったAlではCXCR4が強く表出されており、また、HuH7やHepG2でもCXCR4の表出はみられた。CCR6の発現の検討では、real time PCRでmRNA発現量の多かったHuH7、Al、HepG2の3種類の細胞ではCCR6が強く表出されていた。CXCR4のリガンドであるSDF-1はHuH7、Al、HepG2の3種類の細胞でそのmRNAの発現が亢進していた。Alの培養上清ではSDF-1の産生がELISA法で確認された。CCR6のリガンドであるMIP-3αの発現はHuH7、Al、HepG2の三種類の細胞において確認され、その3種類の細胞株の培養上清ではMIP-3αの産生がELISA法で確認された。 これらの結果より、ケモカインの濃度依存性に細胞増殖が亢進しており、ケモカインがautoまたはparacrineに働き、細胞増殖に働く可能性が示唆された。今回、CXCR4のmRNA発現の多かったAlで同様の検討を行ったが、肝癌細胞の細胞増殖に働くケモカイン・ケモカインレセプターシステムは明らかではなかった。
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