研究課題/領域番号 |
18590750
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
峯 徹哉 東海大学, 医学部, 教授 (20157572)
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研究分担者 |
垣生 園子 東海大学, 医学部, 教授 (30051618)
穂積 勝人 東海大学, 医学部, 准教授 (30246079)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,890千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | Notch / トランジェニックマウス / D111 / Jagged1 / 外分泌 / 内分泌 / ノックアウトマウス / グルカゴン / トランスジェニックマウス / Jagged / 外分泌細胞 / 内分泌細胞 / 膵 / Dll1 / Pdx-Cre / ER / 膵幹細胞 / リガンド |
研究概要 |
本研究では、膵発生・分化におけるNotchリガンド:Jagged1の役割について検討した。週齢マウス膵臓では、膵管上皮細胞上に強い発現が認められ、また、外分泌細胞の一部にも弱い発現が検出できた。またE15.5膵組織でも、上皮細胞での発現が認められる Jagged1の発現を、抗Jagged1抗体を用いた免疫組織染色により検討した。Jagged1誘導型遺伝子欠損マウス(Jagged1-floxed)を膵特異的かつTamoxifen(TAM)誘導型Cre発現マウス(Pdx-Cre/ER)と交配し、生後にTAMを、i.p.することにより膵特異的遺伝子欠失を誘導した。遺伝子欠失に伴い、膵管上皮および外分泌細胞でのJagged1分子の発現が消失した。遺伝子欠失を誘導4週後に、膵臓を採取し、膵各系列細胞の存在を、抗インシュリン抗体(ベータ細胞)、抗グルカゴン抗体(アルファ細胞)および抗アミラーゼ(腺房泌細胞)抗体を用いた免疫組織染色により調べた。Jagged1欠失膵臓では、外分泌様の形態を示す細胞の一部に、インシュリン、グルカゴン両方発現する細胞が認められた。対照マウスではこうした細胞はまったく認められなかった。 TAM投与をE9.5にて親マウスに行い、Jagged1遺伝子欠失を誘導した際にも、生後の膵臓にて上記と同様な形質を認めている。また、一部のマウスで、外分泌組織が完全に脂肪組織に置き換わり、内分泌細胞にて構成されるランゲルハンス島のみが存在することを見出した。
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